フォトグラファーから当日に撮影された写真データが納品されたら、お客様より先に私たちは中身のチェックをしています。数カ月前に目の前で起こっていた出来事が鮮明に思い出される瞬間です。
フォトグラファーは新郎新婦のお二人が全く見えていない世界を写しています。お父さんの照れた顔、おばあちゃんの涙。お母さんの優しい顔、友達のはじけるような笑い顔…。結婚式をされた方はおわかりかと思いますが、納品された写真を見て改めて感じることも多いのではないでしょうか。
どの瞬間を見ても、誰もが幸せそうです。
「人がこんなに誰かを幸せにできる時間」、は人生で何回あるのでしょうか。結婚式は自分のために集まってもらう日ではなく、誰かを幸せにすることができる日だとはっきりと言えます。共に過ごせたこの時間は、過ごした人にしかわからない尊さがあります。結婚式にはそんな力が確実にあるのだと何度も何度も経験してもやはり思ってしまいます。
人生は長くない。おじいちゃんもおばあちゃんも、お父さんもお母さんもお友達も、いま存在している、自分の目の前にいるその大切な人に、いま伝えてください。
特別な体験はきっと、飛び込んだ人だけに訪れます。