自分たちが主役じゃない結婚式

夏真っ盛りですが、秋のお打ち合わせが進んでいる8月。先日この秋に結婚式をするお客様とお打ち合わせで言われた嬉しいお言葉で改めて自分たちの結婚式づくりについて考えました。

「数々の結婚式に参列したり見たりして、自分はあの主役の席は向いていない、だから結婚式はやらなくていいと思っていた」

けれども大切な人に感謝の時間はきっかけが無いと作れないし、みんなと集まりたい気もある。でもいわゆる”THE結婚式”みたいなことはしたくない・・・どうしよう。

そんなときBLUEBIRDDESIGNの結婚式を知って下さいました。どちらかというと新郎新婦はスタッフ寄りの立ち位置、が私たちの創る結婚式。ご招待するゲストがどういう人たちで何をしたら嬉しいか、それを打合せしています。とにかくゲストと話す時間を多く持つ、ということをしていますが、それは「歓談の時間を増やす」という単純なことではありません。そこには数多くの仕掛けがあります。

 

美味しいものを食べて飲む時間がどれだけ人を幸せのするか。私たちはこの高山で始めた結婚式で改めて実感しています。通常では料理やサービスがサブになりがちな結婚式が多いですが、料理やサービスはゲストをおもてなしをする最大の武器です。

いわゆる「映え」、は潔く切り捨て、何かをする意味や方法をきちんと考えます。今までの結婚式で見たことを当たり前のようにやることがゲストにとって本当に良いのか?改めて考えます。お客様それぞれ背景は違いますのでシナリオ通りではありません。

地域の野菜を使うから、出身地の何々を使うからオリジナル?私たちの考えはもっともっと深い部分です。おうちに帰って開けて頂く引き出物までもとにかくゲストのことを考え抜く。それは誰かの喜ぶ顔のため。

私たちは決して奇をてらったこと、難しいこと、新しいことをしているわけではありません。ただ改めて「よく考えて」います。

「自分たちが主役じゃない結婚式」それはそういう小さな細かいことから始まるのだと思います。ここなら自分たちのやりたい結婚式の形ができる!と思ってくださったお客様と一緒に大切な結婚式を創りたいと思います。

 

error: